えらく久しぶりに本を読んだ

極大射程〈上巻〉 (新潮文庫)

極大射程〈上巻〉 (新潮文庫)

上巻を2日ほどで読み切り、すぐ下巻を買ってきて読んだ。まぢで面白い。最後のシーンの判事の言葉が格好良すぎ。経済企画庁長官をやっていた頃はよくTVに顔が出ててヘンなことばかり言うから「何だこのボケジジイ」とか思ってたけど、言っていることはすごく的確。なんと言うか、経験に裏打ちされた余裕でのほほんとした態度を取っているところはタモリに通ずるところがある。マスゴミを通じて断片的な情報しか得てないと偏見を持ってしまういい例ですな。*1
おおっと話が逸れた
本が出てから6年経ってはいるが、過去に起きたこと・それ故にこれから何をしなければいけないかを説いた内容は全く色あせていない。それはすなわち6年前から政治や経済の”改革”が全くなされていないことを意味するので喜んでばかりもいられないのだが。
役に立たない経営者の下でうだつの上がらないサラリーマンやってる皆様、これを読んでもっと沈みましょう(ぉ

*1:竹中平蔵も同じようなパターンで、小泉内閣時代は大っ嫌いだったけど、今は理にかなったことを言うすてきな学者さんだと思ってr